フットクリエイトコラム 11月号 2015
《目次》
【今月のひとこと】 初心忘るべからず
【足と靴の雑学】 ゴム長
【書斎ウォーキング】 セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴
【今月のお知らせ】 市民公開講座
【今月のひとこと・ふたこと・みこと】 初心忘るべからず
学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。しかし、卑しくも大成を期せんには、先ずこれらすべてを統ぶる意思の大いなる力がいる、これは勇気である。 大隈 重信
早いもので、今年もあと2か月を残すばかりとなりました。いつもながら、一年あっという間です。気温も徐々に低くなってきましたから、体調には十分気をつけてください。
先月、このメルマガでも紹介させて頂いた、「アクシブ」という歩行補助具の体験会を行いました。アクシブは、片麻痺や筋力低下によって、歩くことが辛いと感じられている方の補助機器ですが、モーターなどを用いないので軽く、非常にシンプルな補助具です。しかし、量産できず、また保険対象の用具ではないため、一台18万円という高価なものです。
実際、私たちもこれを取り扱うに当たっては、これまでの靴やインソールとは勝手も違い、果たして自分達が取り扱うべきものなのかどうか悩みましたが、自分の足で歩きたいという想いを持った方のお手伝いをするのが、私たちの使命であると、先月の体験会を開催することになりました。
体験会で、実際にアクシブを付けて歩いて頂くと、ばねの力で、出にくい足がスッと前に出て、歩行も見違えるように安定します。見ていてもその違いが分かりました。そして、何よりも、自分の足で歩きたいという熱い想いがひしひしと伝わってきて、とても感動的でした。
杖をつきながらでも、速度は遅くても、一歩ずつ自分の足で歩くことの素晴らしさ。これからもたくさんの人に味わって頂けるよう、改めて、これからも頑張ろうと思わせてもらった体験会でした。
【足と靴の雑学】 ゴム長靴
ゴム長は、昔も今もほぼ同じ形、同じ素材で作られている不朽の名作。普段、街ではあまり見かけませんが、今も様々なところで使われています。例えば、調理師さんや魚屋さんなど、水を使う仕事場では、ゴム長が重宝されています。ゴム長と言うぐらいですから、靴を作る時のような革ではなく、天然ゴムなどがその材料として使われています。以前、九州久留米にある「アサヒコーポレーション」の工場を見学させて頂いたときにも、ゴム長を製造するラインがあったと記憶しています。
天然ゴムに、硫黄などを加え、ゴム長となる素材を作り、それを成形して作っていくのですが、最後に「加硫」という工程があります。加硫釜という大きな釜の中に完成されたゴム長を入れ、熱と圧力を加えることにより、柔らかく耐久性のなかった状態のゴム長が、あの強いゴム長に生まれ変わるのです。出来上がったゴム長を見ていると、もっと簡単に作られているように思うのですが、たくさんの工程やたくさんの人の手を経て、あの一足のゴム長が出来上がっています。
これまで何度か靴づくりの現場を見学させて頂いたことがありますが、一足一足がベテランの職人さんの手によって仕上られていく様子を見ていると、普段何気なく履いている靴が、とても愛おしく感じられます。
最近は、大人の工場見学が流行っているようですが、機会があったら、ぜひ靴づくりの現場などへも足を運んでみてください。
【書斎ウォーキング】 セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴
「そうだ、時間が惜しい!」
御手洗はせかせかと言う。私も御手洗も、そんなに忙しい身分ではないはずであったが、そう言われては致し方がない。しかし手にしてみると、ゴムとヴィニール素材でできたその物体は異様に重く、すえたような他人の汗の匂いがした。着衣の上からとは言え、こんなものに自分の足を入れることがおっくうになった。そこで私は、無駄とは知りつつ、もう一度最後の抵抗を試みた。
「どうしてもぼくはこれに…」
「どうしてもだ!」
まあ許されるとは思っていなかったが、一応言ってみたのだ。私はあきらめ、御手洗にならって靴を脱ぎ、これを竹越の車に入れておいて、ピエロみたいな大げさなズボンにそろりそろりと左足を入れた。そこに竹越も戻ってきて、私の様子を見てちょっと笑い、「やあ、やってますな!」と言った。 「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」島田荘司
——————————-ひとこと——————————
ロマノフ王朝から明治政府に贈られた「ダイヤモンドの靴」を巡って起きた事件。事件解決に向けて、御手洗と石岡が、たいそうなゴム長を身に付けて、下水道へ降りようとしている場面です。
【今月のお知らせ】
【フットクリエイト会員様 (フットクリエイトにカルテが有る方) 】
今月は11月がお誕生日月のフットクリエイト会員様に 足の健康定期チェック(無料)&特別割引を実施致します。11月中にご来店頂きました該当会員様にはお誕生日特典として商品代金から10%の割引とプレゼントをご用意しております。(商品割引は11月中何回でもご利用頂けます。)
※以下、料金はすべて税別表示です。
【スロージョギング講習会】 11月8日(日)
最近は、鴨川沿いの小道でも、スロージョギングをされる人を見かけるようになりました。「ぜいぜい、はーはー」というつらい運動ではなく、人と会話ができるぐらいの軽い運動が、脳の認知機能を高めてくれます。スロージョギングはその運動レベルに最適。ウォーキングよりも効果が高く、そして誰でもどこででもできる健康法、一度ご体験ください。初めての方も、そうでない方も、お待ちしています。
日 時:11月8日(日) ①10:30~12:00 ②13:30~15:00
場 所:フットクリエイト2F
講 師:スロージョギング認定トレーナー
参加費:500円
※各回5名程度、お申込みの上お越しください。(最少催行人数3名)
【ひざトレーナー体験会&ひざのお話会】 11月1日(日)
パナソニックから発売された「ひざトレーナー」は、普段のウォーキングの際に装着し、ひざ回りの筋肉をしっかり鍛えてくれるという優れものだそうです。ところが、148,000円(税別)という驚きの価格のため、一つ下さいという訳にもいきません。個人的にとても興味深い商品で、ぜひお客様と一緒に、一度この商品を体験したいと、街の電気屋さんへお願いしたところ、フットクリエイトで、体験会をして頂けることになりました。
商品購入を前提とした体験会ではありませんので、お気軽に受けてみてください。
日 時:11月 1日(日)①10:30~12:00
場 所:フットクリエイト2F
講 師:ひざトレーナ認定講師 高山 純一氏
ひざのお話 櫻井 一男氏
参加費:500円
※各回5名程度、お申込みの上お越しください。
【第4回元気で100歳クラブ市民公開講座2015】 11月23日(月・祝)
恒例になりました市民公開講座。昨年は台風により中止となってしまいましたが、今年は京都出身の血管外科専門の先生のお話。今年は一体どんなお話がきけるでしょうか。ご期待ください。
※お電話、ファックス、メールにて受付中。
日 時:11月23日(月・祝)13:00~
場 所:ハートピア京都(烏丸通丸太町下る)
参加費:500円
内 容:講演「元気に歩き続けるためのコツ」
講師 竹内 一馬氏(那珂川病院血管外科部長)
講座「「元気に歩き続けるためのエクササイズ&ストレッチ」
講師:荒田淳平氏(株式会社FitnessGuide代表)
※このほか、当日は足型測定会や外反母趾テーピングセミナーなど盛りだくさん。奮ってご参加ください。
ボディケアメニューのご紹介 詳しくはお問い合せください
- 姿勢改善プログラム<NEW> 11月17日
日々の生活の積み重ねによって、多くの人が体にゆがみを抱え、肩こりや腰痛、不定愁訴を感じていると言われています。姿勢改善プログラムでは、姿勢評価システムを用いた測定と、それに基づいた自分でできる改善プログラムを指導します。指導は、ベテランの健康運動指導士によるマンツーマンのプログラム、ぜひご体験ください。
日時:11月17日(火)13:00~17:00 お一人30分 要予約
講師:茨木克也(健康運動指導士)
料金:1回2000円(姿勢測定&評価&指導)
- 自力整体教室 毎週火曜日(祝日は除く)10:30~12:30 (少人数)
講師:ナビゲーター 安達実保氏
料金:1回 2000円 (初回のみ1000円で体験可)
内容:自力整体とは人にしてもらう施術ではなく、自分の体の重みを使いツボを加圧したり、揺さぶり、脱力しながら氣の流れを整えます。年齢を問わず体が硬くても始められるセルフ整体です。
- オプティマルボディケアセンター 11月15日(日)(個別・要予約)
※現在空きは、15:00~の3枠となっています。詳しくはお問合せください。
施術:中村 圭一氏 ナカムラ接骨院院長(長岡京市)柔道整復師、J.C.A日本カイロプラクティック総連盟認定カイロプラクター、JOPA 日本オステオパシープロフェッショナル協会講師
内容:柔道整復師として30年以上の実績を持ち、様々な手法を駆使した治療は,多くの患者さんからの支持や信頼を得ています。体のゆがみやそれに伴う種々の症状に向き合い、整骨、接骨、カイロプラクティック、オステオパシー・テーピングなどの技術による丁寧な治療を行います。
料金:初診料1000円税別(フットクリエイト会員様は免除)
施術料5000円税別(1回30~40分)※症状や施術内容により多少異なります。外反母趾矯正テーピング片足1000円税別
◆定休日のご案内◆
11月1日(日)、2日(月)、3日(火・祝)、8日(日)、9日(月)、15日(日)、16日(月)、22日(日)、23日(月・祝)、29日(日)、30日(月)です。
最後までご購読ありがとうございました。