フットクリエイトコラム 11月号

《目次》
【今月のひとこと】       台風一過で
【足と靴の雑学】       ファントム
【書斎ウォーキング】      下町ロケット
【今月のお知らせ】      素敵なブーツ入ってます
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【今月のひとこと・ふたこと・みこと】

Life is but a walking shadow

William Shakespeare
台風が過ぎ去り、いよいよ秋の深まりを感じます。皆様、秋を楽しんでおられるでしょうか。

先月予定をしていた、元気で100歳クラブの講演会「外反母趾は靴で治そう」は、台風19号の接近で中止となりました。これまでも講演会やセミナーを実施して参りましたが、今回のようなケースは初めてでした。

 

お越しくださる方の安全を優先し、勇気を持って決断することの難しさと大切さなど、色々なことを学ばせて頂きました。中止を決めてから、電話、ファックス、メールなどありとあらゆる手段で、全員の方へ連絡をつけ、当日は伝言が伝わっていなかったお二人が会場へこられましたが、ほぼ問題なくスムーズな対応ができ、ほっとしています。

 

ご連絡していて有難かったことは、「次はいつ開催ですか」という質問が多かったことです。今回の3名の講師それぞれがお忙しいこともあって、いつ開催できるかは未定ですが、ぜひ実現したいと思っておりますので、その節にはよろしくお願いいたします。

ウォーキングにふさわしい季節です。「久しく安坐すべからず」、積極的に歩いて体を動かして、今月も元気で過ごしましょう。

今月もよろしくお願いいたします。

 

【足と靴の雑学】      ファントム

ファントム(phantom)とは、幻想とか幽霊とかお化けなどという意味です。

事故や病気で手足を切断した後も、その無くなってしまった四肢が存在するような感覚を幻肢(phantom limb)といいます。脳における中枢性の要因―頭頂葉の感覚皮質が刺激されたり損なわれた結果おこるものと、末梢性要因―神経断端、神経損傷、神経の異常刺激などがあるといわれています。

 

しかし、脚を切断して義足を使うときには、このファントムの有無はとても重要なのだそうです。

 

膝上切断をしたある人のお話です。
「こいつがねえ、この幽霊みたいな脚がですね、ひどく痛むことがあるんです。足の先がまくれあがってきたり、ひきつることがあるんです。一番悪いのは夜です。義足をとりはずしたときとか、なにもしていないときです。義足をつけて歩いているときは、痛みはなくなります。だがそのときでも、脚がそこにあるという感じはちゃんとしています。この場合は、良いファントムというわけです。

 

種類がちがうのです。それがあるおかげで義足が生きてくるんです。だから歩けるというわけです。」マイケル・クリーマー博士は、「肢切断患者にとって、ファントムの価値はきわめて大きい。

 

たとえば下肢が義足の場合、安心して歩けるためには、そこのファントムがあることが必要である。いわゆる身体イメージというものがその義足の部分にぴたりとおさまって、一体化したように感じられなければ、満足に歩くことはできないのである」と述べていますが、このように「ファントム=幻肢」には、脚のイメージをよみがえらせ、健全に働かす効用があるのです。

「妻を帽子とまちがえた男」 オリヴァー・サックスより

 

 

【書斎ウォーキング】        下町ロケット

そうだ。――佃は思った。オレは自分の夢のことは考えたが、社員のことはそのとき考えなかった。

 

結局、社員が反抗するのは、その結果ではなくプロセスに問題があったからではないのか。
だとすれば、オレはどこかで、手順を間違えたらしい。

 

ほろ酔いで自宅までの道のりを徒歩で帰る。
自分の夢のことは考えても、社員のことは考えていない――。

 

たしかに、そういわれても仕方のない決断かもしれない。だが、それを若手社員に指摘されたのはショックだった。

 

夢より、給料、待遇、そしてボーナス。
自分の夢はあくまでも自分だけのものであり、社員の夢ではない。
「そりゃ、そうだよな」
佃は、とぼとぼと歩きながら、ぽつりとつぶやいた。
オレの認識が甘過ぎたんだ。

 

社長の夢なんぞを追求するために会社を経営されてはたまったものではない
――若手の連中は、そういいたいに違いない。

 

だが、また別な思いも胸に浮んでくるのだった。
“オレにだって人生はあるんだぜ”、と。

 

「下町ロケット」 池井戸潤
————————–ひとこと———————————————
第145回直木賞受賞作。研究の道をあきらめ、家業の町工場を継いだ主人公。ロケットを飛ばしたいという自身の夢と経営者としての立場との板挟みを痛感している場面です。

 

【今月のお知らせ】

【フットクリエイト会員様 (フットクリエイトにカルテが有る方) へ】

今月は11月と5月がお誕生日月のフットクリエイト会員様に 足の健康定期チェック(無料)&特別割引を実施致します。11月中にご来店頂きました該当会員様にはお誕生日特典として商品代金から10%の割引とプレゼントをご用意しております。(商品割引は11月中何回でもご利用頂けます。)

 

【レジェロのブーツ】        素敵なブーツ入ってます

暖かで、足にはとても楽なブーツが入荷しています。オーストリアのコンフォートブランド「レジェロ」。
オーストリアというと、冬場は厳しい寒さ。その国の人に支持されているレジェロは、防寒としての機能はもちろん、足への負担が少ないデザインが特徴です。
しかし、ステッチや飾りボタンなど、デザインへの細やかな気配りも忘れていません。

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サイズ:22.5~24.5センチ
価 格:27,000~31,000円(税別)

 

【フットライフヤマモトの定番】   エレガントと機能が同居する一足

フットライフヤマモトの定番的一足。ブーツとしての足首部分の安定性、オープンな甲部のすっきり感、つま先部分は指を押さえつけないオブリークなデザイン。フットクリエイトでもファンの多い一足です。
秋らしい色が入荷しています。秋のお出かけにおすすめです。

サイズ:22.5~24.5センチ
価 格:31,000円(税別)

 

外部講座のご案内 【100歳まで元気に歩きたい!】     11月14日(金)

生涯現役でいたいけれど、足が大丈夫でも靴がイマイチ、靴が良くても足の筋力が衰えては、元気でいることは難しい。いつまでも元気で歩きたい人のための講座です。
櫻井寿美が講師で参加させていただきます。

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日 時:2014年11月14日(金)14:00~16:30
場 所:ハートピア京都 第5会議室
会 費:1000円
主 催:NPO法人 高齢期の住まいと暮らしをつなぐ会
申 込:0570-000-294へ

 

ボディケアメニューのご紹介      詳しくはお問い合せください

●自力整体教室

毎週火曜日(祝日は除く)10:30~12:30 (少人数)

講師:ナビゲーター 安達実保氏
料金:1回 2000円 (初回のみ1000円で体験可)
内容:自力整体とは人にしてもらう施術ではなく、自分の体の重みを使いツボを加圧したり、揺さぶり、脱力しながら氣の流れを整えます。年齢を問わず体が硬くても始められるセルフ整体です。

 

●オプティマルボディケアセンター

11月19日(日) (個別)10:00~ ※空わずか。
施術:中村 圭一氏 ナカムラ接骨院院長(長岡京市)柔道整復師、J.C.A日本カイロプラクティック総連盟認定カイロプラクター、JOPA 日本オステオパシープロフェッショナル協会講師

内容:柔道整復師として30年以上の実績を持ち、様々な手法を駆使した治療は,多くの患者さんからの支持や信頼を得ています。体のゆがみやそれに伴う種々の症状に向き合い、整骨、接骨、カイロプラクティック、オステオパシー・テーピングなどの技術による丁寧な治療を行います。

料金:初診料1000円税別(フットクリエイト会員様は免除)
施術料5000円税別(1回30~40分)※症状や施術内容により多少異なります。
外反母趾矯正テーピング片足1000円税別

◆定休日のご案内◆

11月3日(月・祝)、10日(月)、17日(月)、23日(日・祝)、
24日(月・祝)です。

 

今月もご購読いただきましてありがとうございます。