左足の膝が痛く歩くことができませんでした。歩くことができないため、すぐに車に乗る生活。あちこちの治療に行っても改善されず困っていました。

まずは歩くことができる状態を作ってあげましょう。すでに痛みがある場合、できる限りその負担とならない、しっかりした造りの靴が必要です。この方にはドイツ製コンフォートサンダルや靴、自宅ではドイツ製サンダルをおすすめしました。そして、足の状態をカバーする仕組みを持ったインソールをそれぞれの履物に入れて、日常生活を過ごしていただきました。お誕生月のバースディチェックでは、アーチもしっかり形成され、左右の足幅は5㎜~1㎝小さくなっていました。

「今は周囲の人達からまるで別人のようにさっさと歩いているとほめられています。」といううれしいお便りをいただきました。

外反母趾の傾向はだいぶ前からありましたが、ほおっていました。ここ数年足がたまに痛くなったり、長時間歩くと疲れるのでカウンセリングをうけました。お医者様には軽い脱臼もあるので手術しか治らないと言われていますが、何とか靴でカバーできないでしょうか?

外反母趾と診断された方の場合、その原因の一つといわれる「靴のデザイン」は、とても重要です。外反した足の親指を押さえつけない、つま先部が丸いオブリークといわれるデザインがおすすめです。また、足の横アーチの低下もその原因の一つであると言われており、横アーチをしっかり支える仕組みを持ったインソールを使うとより効果的です。

バイクで事故に遭ってから何年もかかとから足の外側にかけて、痛みがとれませんでした。特に調子の悪い時は、朝起きてすぐには爪先立ちでしか歩けないほどでしたが、なぜか歩いているうちに痛みがとれていきました。医者に相談しても「よく原因がわからない」との回答。そのうち足の痛さを我慢することに慣れてしまいました。ただ仕事が営業職なので足が心配です。

足の相談にこられた場合、フットクリエイトでは、足型を採ったり、姿勢、歩き方、関節の動き具合、皮膚の状態などをチェックしています。このケースでは、フットプリントは足の小指部分の写りが薄く、普段あまり足の小指に力が入っていないことが示されていました。お仕事が、歩く量も多い営業職ということで、足全体の負担を減らすためのインソールを創り、毎日使ってもらいました。その後、効果は約3週間で現れ始め、朝起きて痛かった「かかと」の痛みが緩和されたとの報告をいただきました。そして2か月後、使い続けてぼろぼろになったインソールをメンテナンスし、フットプリントを再度採ったところ、小指のあとがしっかりとついていました。