足のカルテ

カルテには、お名前、ご住所などの基本的な情報のほか、生活状況、仕事、靴の嗜好など、足のトラブルに関連する可能性のある情報を、お客様にお話をお伺いしながら、書き入れていきます。

表面
一般的項目、足と靴の悩み、希望、提案、アドバイス事項

中面
足指、爪、足関節可動域など足や姿勢が把握できる項目

足型測定

お客様の足のお悩みや現在の状況などを把握した後、素足になって頂き、足型測定を行います。足型測定は、pedcad社（独）開発の「Scanped」を用い、正確な足のデータ計測を行うと同時に、足の解析ソフトによる足型分析も実施します。

姿勢測定

姿勢評価ボードを用いて、左右の傾きやバランスなどを測ります。
（※必要と判断される方には、足指筋力測定も実施します。）

足指筋力測定

足の評価

足型測定や姿勢測定で得られた、お客様の足や体の客観的な情報に基づいて、足のチェックを行います。関節の可動域、皮膚の状態、筋肉や腱の状態、立ち姿勢や歩容、痛みの場所、生活状況、仕事の内容、などをチェックしながらカルテに記入し、総合的な評価を行います。その内容は、お客様にご説明をし、現在の足や体の問題を改善するために、あるいは予防のために、個々に応じたインソールのご提案をいたします。

さらに、フットクリエイトでは、単にインソールをお作りするだけでなく、その先にある「歩いて健康」を目指して頂くために、姿勢改善教室などのご提案も行っています。
健康運動指導士によるマンツーマンの教室、柔道整復師によるボディケアなど、足や体の総合的なサポートを実施しています。

足型測定で得た足のデータは、そのままインソール設計CADへと送られ、そのコンピュータ画面でオーダーメイドインソールを設計します。足のデータだけでなく、カウンセリングで得られた姿勢評価やカルテに基づいた日々の生活の状況、足裏の皮膚の状態など、たくさんの情報を設計画面に加味しながら、慎重に、時間をかけて、ていねいに設計を行います。一度設計したデータはパソコン上で保存されますので、全く同じ設計内容のインソールを必要な数だけ作ることができます。（一部インソールは不可）もちろん足の状態の変化によって、設計の変更も可能です。

足のカルテに基づいて、インソールに使用する素材の検討や選定、敷革部分の素材や色を決定します。素材選定においても、足の状態に応じて、硬さを変えたり、材質を変えたり、クッション機能を追加したり、慎重に検討を重ねます。

設計、素材の検討、すべてが完了したら、いよいよ製造工程にうつります。Pedcad foot technology社の最新マシンが、設計したインソールを正確に創り上げます。出来上がったインソールに、足のカルテに基づいた細かな加工を追加します。

完成したインソールをウォーキングシューズやスポーツシューズ、コンフォートシューズやコンフォートサンダルに装着し、履いて頂きます。

実際に歩いてみて、違和感が無いか、痛い場所が無いか、などを慎重にチェックします。

定期点検では、足や靴との適合度や足の改善状況をチェックいたします。はじめてこのような機能を持った靴で歩かれることにより、今まで使われていなかった足の筋肉も使い始めます。そのこと自体は体や足にとって望ましいことなのですが、最初の2，3週間はかえって疲れてしまうというようなことも起こる場合があります。無理せず、徐々に慣らしていってください。

フットクリエイトでは、足と靴とインソール（補正加工靴）の定期点検を随時実施しています。お作りしたものがお客様の足に適合しているのか、お役に立てているのかをチェックしながら、よりよい足と靴の関係を作っていきたいと考えています。

定期チェックの項目は、最初に行ったカウンセリングと同じ項目を実施します。私たちが最もこだわっている事。それは、オーダーメイドインソールをしっかり使って歩いて頂いているかどうか。フットクリエイトでは、その評価のために、足底部のスキャンをその都度実施し、足アーチの改善度合い、母趾角度の状態はもちろん、姿勢の改善など、総合的な視点でチェックを行っています。