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足と靴と健康の関係とは?

健康について

現代に生きる私たちが、唯一、簡単に手にすることができないもの―それが「健康」です。ブランドのバッグ、流行りのファッション、レストランのディナー、旅行…、お金さえ出せば、何でも手に入れることができる世の中ですが、完璧な健康や不老不死はお金では決して手に入れることができません。
しかし、自分の体を限りなく健康な状態に保ち、加齢のスピードを遅らせ、健康寿命を延ばすことは、努力次第で可能です。健康に対する正しい知識を持ち、健康維持への意識を高め、自分の体への投資や健康行動への努力を惜しまず、継続することによって、私たちは健康で生き生きとした生活を手に入れることができるのです。

健康について

生活習慣が健康を創る

健康を創る要素は一つではありません。食事、生活習慣、睡眠、運動、ストレス、環境…など、たくさんの要素が複雑に作用して私たちの健康が創られています。例えば食生活。長年の偏った食生活や運動不足などが原因となり、心筋梗塞や脳卒中など、生活習慣病につながる可能性を高めてしまいますが、同じようなことが、骨や関節でも起こることをご存知でしょうか。

生活習慣が健康を創る

外反母趾。足の親指のつけ根が「く」の字に変形し、その部分が赤く腫れ、バニオンの痛みなどが見られる足の病気です。女性に多く、先が細くヒールの高い履物との関連性も指摘されています。同様に、足指の関節が変形するハンマートゥも、ヒールの高い靴を履いた際、靴の中で足の指が「く」の字に折れ曲がり、その状態が長く続くことで、足指がまっすぐに伸びなくなってしまう病気です。このほか、親指の爪が皮膚に喰いこんで痛む巻き爪、足裏の胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)など、いずれも、長年の生活習慣、すなわち、足の親指やその他の指に大きな負担がかかる靴を履き続けた結果起こる、あるいは、足の筋肉や骨格で形成されている足アーチ構造が崩れた結果起こる、足の生活習慣病とも言える病気です。

生活習慣が健康を創る

足と健康

心臓や脳など、命に直結するような病気では、一年に一度の健康診断や人間ドックを受け、身体のどこかに異常がないか、私たちは常にチェックをしています。また、血圧やコレステロールの値を診て、病気にかかるリスクが指摘されると、フィットネスクラブに通ったりウォーキングを始めたり、サプリメントや血圧のお薬などを飲んだりと、これ以上状態が悪化しないように、私たちは一生懸命努力をします。

足と健康

ところが、足の場合はいかがでしょう。足の指が少々変形したところで、命には別状はありません。痛いのを我慢さえすれば、普通に歩くこともできます。そして、何よりも、ヒールの高い、先のとんがった、かっこいい靴は絶対にあきらめたくない。このように、足にトラブルが発生しても、整形外科や皮膚科の受診をすることもなく、そのまま放置しているケースが多いのではないでしょうか。
確かに、「足」がその人のわがままを受け入れてくれる間はそれでも良いかもしれませんが、足にも我慢の限界があります。その限界の一つが、「加齢」です。年齢が高くなるにつれて、普通に歩くことも困難なほど、さらに足の変形が進み、胼胝(たこ)が大きくなり、その痛みを庇って歩いているうちに、今度は反対の足の膝まで痛くなってくる。もうここまで来ると、外を歩くのもおっくうになり、今まで楽しみにしていた旅行やショッピングさえも苦行をしているように感じる。だんだん外出する回数が減り、歩かなくなると、全身の筋肉が減少し、筋力も低下し、反対に転倒リスクは上がる一方。ふとした拍子に転んでしまったら骨折、入院、介護というパターンに陥ってしまいます。
足の問題は、今すぐ命を脅かすことはないかもしれません。しかし、時間をかけてじわりじわり、あなたの健康を蝕んでいるのです。

足と健康
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